ハワイ捕虜沖縄出身戦没者の手紙を県立図書館に寄贈

方言ニュース
2018年11月23日(金)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事からお伝えします。

ハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会はおととい、
沖縄戦でアメリカ軍の捕虜となった県出身者が
移送先のハワイの県系人にあてた手紙のコピー16枚を
那覇市の県立図書館に寄贈しました。

寄贈式では、
ハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会の
高山(たかやま)朝光(ちょうこう)共同代表と
渡口(とぐち)彦信(ひこしん)共同代表が
図書館を訪れて手渡し
「多くの県民に当時の状況を
知ってほしい」と話しました。

手紙には県系人から受けた
支援に対する
感謝の言葉などが綴られています。

元捕虜の渡口さんは
「物資と心のケアの両面で
支援があったことは、
非常にありがたかった。
今でもその恩は忘れない」と話し、
手紙には悲惨な戦争を
再び起こしてはいけないという思いも
込められていると語りました。

寄贈された手紙は
来月開館する県立図書館の移民資料コーナーでの
展示が検討されています。

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