2018年11月13日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
沖縄県内でも海外移民を多く送り出した市町村の一つである中城村が、
海外渡航した出身者の情報収集など、
中城に関する移民の調査を本格化させています。
ことし4月から村教育委員会に専任の移民調査班を置き、
海外の県系人から舞い込んだルーツ探しの依頼に対応するなど、
フル稼働しています。
「ハワイのエリックさんという方が比嘉さんを探しています」。
中城村津覇の比嘉恒夫さん(75)に
村教育委員会の調査班から連絡があったのはことし6月。
いとこの孫にそういう名前の孫がいることを覚えていた
比嘉さんは面会を快諾しました。
来沖したのは4世の山之端エリックさん(37)。
沖縄への旅行を予定していたことから、
エリックさんが村役場にルーツを探したいとのメールを送っており、
面会が実現しました。
初対面の比嘉さんとエリックさんは、あいさつを交わすと、
縁の地を見て回りました。
また、互いに持ち寄った家系に関する資料を突き合わせ、
名前の読み方や漢字などを確認し合いました。
面会をすぐに希望した比嘉さんは、
「エリックさんのひいおじいさん(比嘉さんの伯父)には、
父の学業を支えてもらったほか、
戦後の苦しい時期にもハワイからたくさんの物資を送ってもらった」
と感謝の気持ちを伝え、
エリックさんとの面会を実現させた調査班の仲立ちにも感謝しました。