南城市の廃棄物処分場一部供用開始

2018年10月10日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

南部広域行政組合はこのほど、
南城市玉城字奥武に建設中の被覆型一般廃棄物最終処分場
「美らグリーン南城」の一部供用開始を祝うセレモニーを開きました。

施設は最終処分場がなかった本島南部の
3つの市と3つの町が利用するもので、
屋根がある被覆型最終処分場は本島内では初めてです。

全施設は2020年に完成予定で今後15年にわたって運用されます。

「美らグリーン南城」には
2つの埋め立て処分施設と1つの浸出水処理施設があり、
今月1日から供用開始されたのは、
5年分の埋め立て処理施設と浸出水処理施設で、
残り10年分の埋め立て処理施設は来年度に着工し、
再来年に全施設が完成します。

施設は2033年まで利用され、
その後の最終処分場は南城市を除き、
持ち回りで2つの市と3つの町に建設することで合意しています。

処理方法は、焼却処理されて運ばれてきた
残さ=燃えかすを埋め立て処分施設に運び、
残さに付いた有害物質や汚れに散水して洗い流します。

汚水は浸出水処理施設で浄化され、
埋め立て施設での散水用として循環させて活用します。

セレモニーで宜保理事長は
「最終処分場は南部住民の懸念だった。
跡地利用も考慮しながら地域づくりに貢献したい」とあいさつしました。
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