米軍訓練場返還跡で空砲250発以上が見つかる。

「 米軍訓練場返還跡で空砲250発以上が見つかる。 」
方言ニュース9月13日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。

国頭村内のアメリカ軍北部訓練場返還跡地で今月6日、
アメリカ軍のものとみられる空砲250発以上が見つかりました。
空砲は未使用や空の薬きょう、不発に終わったとみられる弾で、
チョウ類研究者の宮城秋乃さんが山林でチョウを探しているときに見つけました。

宮城さんは「これだけ大量の空砲が落ちていることに驚いている」と話しました。
空砲は発見現場から名護署が回収しました。
宮城さんによりますと、見つかった弾のうち、
未使用のおよそ130発は連なっており、布に包まれた状態でした。
また、120発以上の未使用の弾や空の薬きょう、
不発とみられる弾はすぐ見える場所に散在していたということです。

北部訓練場返還跡地に関し、沖縄防衛局はおよそ1年かけて
不発弾を含む廃棄物の撤去や汚染物資を取り除く作業を実施したとしています。
しかし、宮城さんはこれまで複数回にわたって空包などを発見しており、
「チョウを探して山林を歩いているのに多くの空包が見つかる。
 沖縄防衛局は本当に撤去作業をしたのか」と疑問を呈しました。

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