国頭村にルーツを求めて 県系児童・生徒が来県

2018年9月4日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

南米出身で神奈川県に住む
県系の児童生徒がこのほど、
「第25回沖縄へルーツを探る旅」で来県し、
国頭村安田を訪れました。

安田出身で
1916年にペルーに移住した比嘉秀吉さんが
曽祖父に当たる4世で、
横浜市在住の中学3年の比嘉なみえさんと、
両親のあるフレドさん、ファナさん、
それに中城村在住で
叔母の普久原ガブリエラさんら5人が訪れました。

一行は、秀吉さんが通った安田小学校を訪ねた後、
秀吉さんの姪孫に当たる
今井輝子さん70歳と大城保さん67歳のきょうだいと
公民館で対面し、公民館に保管された資料などを見ながら
和やかに雑談しました。

輝子さんは過去の記憶をたどり、
秀吉さんとの関係を話しながら、
親戚同士のつながりを確認しました。
その後一行は、秀吉さんの生家跡地を訪ね、
在りし日の故人をしのび、
比嘉家の門中墓へも足を運び、
里帰りを報告しました。

なみえさんは
「親戚に会いに、ここまで来られるとは思わなかった。
とてもうれしい。皆すごい苦労して頑張った人たちがいたから、
私がここにいます。ありがとうございます」と思いを語りました。
そして別れ際には、感極まり
輝子さんと抱擁して別れを惜しみ、互いに再会を誓っていました。

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