沖縄市宮里のエイサーがおよそ40年ぶりに復活

2018年8月29日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

旧盆中日の24日、沖縄市宮里地域でおよそ40年ぶりに
地域の青年たちによるエイサーが復活し、
三線や太鼓の力強い音に導かれ、
窓から顔をのぞかせる人や駆け足で来る人など、
多くの住民が見守りました。

宮里青年会は40年以上前、
予算の運用問題で休会に追い込まれましたが、
地域住民から「エイサーを復活させてほしい」との声が多く、
およそ4年の歳月をかけ、ことし5月正式に「青年部」として発足しました。

しかし、地域に資料が残っておらず、
当時を知る青年会OBに曲を聞き取って譜面に起こし、
青年らが自ら振り付けを考えました。

当日の道ジュネーはかつての青年会も
スタート地点にしていた本家から始まり、
青年部長を務める知花幹弥さんは
「道ジュネーがうまくいくよう、
おじぃおばぁにも見守っていてほしい」と、
住民たちの前で力強いエイサーの音を響かせました。

太鼓の音を聞き、駆け付けた(95歳)の
男性は妻に支えられながらも曲に合わせて口ずさみ、足でリズムを取り、
「上等だね私たちもここでエイサーやってたよ」と話し、
当時の思い出と新しいスタートを切った青年部の姿を重ね拍手を送っていました。
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