2018年8月28日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
1948年から1949年ごろに、
久志村、現在の名護市汀間を撮影した
写真十数枚がこのほど、アメリカで見つかりました。
読谷村在住のカメラマンのラブ・オーシュリさんが、
アメリカ・アリゾナ州に住む
元アメリカ軍人のドン・キューソンさんが
所蔵していた写真を、汀間の写真と特定したものです。
撮影したのは1957年まで沖縄に滞在していた
アメリカ人写真家のバート・モジャーさんで、
キューソンさんが
沖縄の写真収集を進める中で見つけましたが、
撮影場所が分からなかったため、オーシュリさんに問い合わせ、
オーシュリさんが護岸や山の稜線の形を照合したり、
区民に聞き取ったりして汀間の写真と分かりました。
写真には1953年6月の豪雨で流失した
汀間川にかかる初代の嘉手苅橋や、
汀間川の護岸に生えるリュウキュウマツの並木などが写されており、
オーシュリさんは
「橋の下を通過するやんばる船や、
橋を渡る人々などが写る理想的な写真。
欧米や日本本土にもない形式の橋だ」と話しました。
写真の寄贈を受けた新名区長は
「初代の嘉手苅橋の写真は区には残っていなかった。
とても感謝している。可能であれば写真を引き伸ばして展示したい」
と語りました。