県内学校6割にブロック塀

2018年8月15日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

文部科学省がこのほど、
学校施設におけるブロック塀の安全点検状況調査の
結果を報告しましたが、
県内はおよそ6割の学校にブロック塀があり、
1校あたりのブロック塀の長さが福岡に次いで
2番目に長いことも明らかになりました。

識者によりますと、
地震や風雨対策、塩害の被害を避けるために、
県内では工事が容易なブロック塀を多く用いており、
そのため、ブロック塀のある学校は
810校のうち470校と多くなっています。

しかし、建築基準法に違反していても特に罰則がないため、
違法なブロック塀が蔓延しているということです。

一方、県教育委員会が文部科学省の調査に先駆けて
6月22日から先月6日に実施した調査では、
公立学校717校のうち41・8%に
あたる300校に問題がありました。

また、文部科学省が6月末から実施した
私立の幼稚園や学校も加えた今回の調査では、
810校のうち52・6%にあたる426校に上りました。

現在、各学校では危険性の高いブロック塀には
張り紙やロープを張って、立ち入りを禁じるなどの対策が施されています。
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