夫の形見を着て歌声披露 伊江島の上間静さん

2018年8月13日(月)

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

伊江村の特別養護老人ホーム「いえしま」で
このほど開催された夕涼み会で、
村内の川平に住む上間静さん(89)歳が
浴衣を粋に着こなし、
カラオケで自慢の歌声を披露しました。

白地に淡い水色のハマナスの花が描かれている浴衣地は、
47年前に亡くなった夫の北海道出張の土産で、
形見の品です。
浴衣は静さんの娘の大城孝子さんが
一針一針心を込めて仕立てていましたが、
袖を通すことなくたんすにしまったままでした。

今回「夕涼み会で舞台に立つのなら着てみたら」という
孝子さんの勧めで初めて袖を通しましたが、
静さんは
「お父さんのぬくもりを感じながら歌った。
一緒に舞台に立っているようで心強かった」
と感慨深げに話しました。

夕涼み会の時期はちょうど、
アメリカ在住のひ孫上間エマさんが
夏休みで帰省しており、
1学期間、1年生として
伊江村立西小学校へ通ったエマさんは
「アメリカに帰る前にひいおばあさんと
思い出ができて良かった。
浴衣がとっても似合っていてかわいい」
と話し、静さんと記念の写真を撮っていました。

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