730も一緒に経験した愛車 今も大切に乗り続ける

方言ニュース  
2018年7月30日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県内の自動車通行が右から左に変わった
1978年の「730」からきょうで
40年となりましたが、
宜野湾市の瀬那覇起廣さん(82歳)は
1972年の沖縄の日本復帰の年に購入した
左ハンドルの車に今も乗り続けており、
当時の「730」の日も、
この自慢の愛車と迎えました。

自慢の愛車は「コロナマークⅡ」で、
年季の入った黄金色のボディと
時代を感じさせる「沖5」ナンバーです。

瀬那覇さんは「ニュースで通行の変更を見て、
もう運転が怖くて、日中は外に出られなかった」
と世変わりの日を振り返ります。

「ただ仕事もあるし、
運転には慣れないといけない」と思い、
日が沈み、車の往来が減った夕方ごろ、
当時住んでいた那覇市泉崎の
車道に出ました。
初日は家の周りを200メートルほど、
ゆっくり、ゆっくり走りました。
それから40年。やんばるへの家族旅行も、
去年10月に亡くなった妻の週3回の通院にも
このコロナマークⅡを使いました。

そんな思い出を詰め込んだ自慢の愛車に
瀬那覇さんは「いつも安全運転ありがとう。
これからもお互い頑張ろうな」
と声を掛けているということです。

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