方言ニュース
2018年7月23日(月)放送分
担当は糸数昌和さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
太平洋戦争中にフィリピンで亡くなった家族ら
戦没者を慰霊する墓参団の一行がきのう、
フィリピンのミンダナオ島ダバオ市内にある
旧日本人ミンタル墓地「沖縄の塔」の前で
法要慰霊追悼式を開き、
子や孫の世代も含めた48人が参加して、
戦没者を追悼しました。
このうち、ダバオ出身で、墓参には3回目の参加だという
与那原町の81歳の男性は
戦争で父親を亡くしました。
この男性自身は戦前、
母親ときょうだい5人で沖縄に
引き揚げたため、
戦争中の記憶はありませんが、
母親から父親の思い出を聞き、
父親の写真をいつも眺めてきたということで、
「幼くて父との思い出は残っていないが、
父が生活していた土地を踏みしめて、実感し、
涙が出てきた」と語りました。
墓参団はこの日、タモガン避難地「平和友好記念碑・納骨堂」などでも焼香し、
慰霊した他、夕方には懇親会が開かれ、
現地の日系人会とも交流しました。