琉王展が豊見城市で開かれる

方言ニュース

5月8日 放送分
今日の担当は
伊狩典子さんです。

琉王展が豊見城市で開かれる

琉球新報の記事から
紹介します。

沖縄初の幕内力士として
1970年代に活躍した
琉王の化粧まわしなどを
展示した「琉王展」が
豊見城市歴史民俗資料展示室で開かれています。

展示品は今年2月に
豊見城市へ寄贈されたもので、
今月18日まで開かれており、
入場は無料です。

琉王は身長176センチ、
体重135キロと小柄ながら、
突き押しを武器に、
県出身力士として、
最高位の前頭筆頭まで
上がりました。

引退後は東京で相撲茶屋を営んでいましたが、2004年に体調を崩して
療養生活に入り、
おととし沖縄に戻り、
市内の施設で療養を
続けています。

現在69歳の琉王は
看護師など多くの人にお世話になっていることから、
家族や親せきと相談し、
豊見城市への寄贈を
決めました。

寄贈された品々は、
本人が大事に
保管していたもので、
保存状態は良好で、
力士の荷物を入れる
「明荷(あけに)」と呼ばれる
木箱や番付表など
15点が展示されています。

市側と寄贈のやり取りをした、
いとこ夫妻は
「琉王は沖縄への思い入れが
強く、多くの人に見てもらうことで、本人も喜ぶはず」
と話していました。

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