方言ニュース
2018年7月9日(月)放送分
担当は糸数昌和さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
与那国町立久部良小学校の5年生4人が
このほど、理科「発芽と成長」の授業で
ユニークな実験結果のまとめを話し合いました。
実験では、発芽に必要な条件として
「水」「空気」「適度な温度」について調べたもので、
児童からは「愛情を持って育てないと
いけないと言うから」という声が出たため、
「愛情あり」と「愛情なし」の実験に
取り組むことにしました。
「愛情あり」の方には「かわいいなあ、早く大きくなれよ」
などと優しい言葉をかけ、
「愛情なし」の方は「ばか」などの
声をかけました。
その結果、「愛情あり」の方はどんどん茎が伸び、
「愛情なし」の方は発芽したときのままの状態から
全く変わりませんでした。
予想以上の差に児童らからは
「成長の差に驚いた。
植物も愛情ある言葉を言ったほうが元気になる。
人間も植物と同じで愛情がいる」などの感想が出ました。
担当教諭は
「科学的根拠があるわけではなく
偶然かもしれないが、
児童が日々の生活の中で友達や家族など
互いを思いやる気持ちを育むことにつながるといいと思う」
と話しました。