伝統行事『サングヮチャー』で歌や踊りを楽しむ

2014年5月6日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

旧暦3月3日の「サングヮチャー」
に合わせ、宜野湾市の宜野湾区や
我如古区では、古くから続いてきた
伝統行事が行われ、女性たちが
歌や踊りを楽しみ、五穀豊穣や
区の発展を願いました。

このうち、宜野湾区のサングヮチャーは、
女性が農作業や家事から解放されて、
歌や踊りを楽しむ日として古くから
催され、現在も男子禁制で、
女性だけが集まって開かれます。
盛んだった戦前に比べると
参加者は減っているものの、
今年も50人の女性が地謡の演奏に合わせ、
自由に踊りを楽しみました。

一方、サングヮチャーに我如古区で踊られる
「我如古スンサーミー」は
およそ600年前から伝わるとされ、
このほど、行われたスンサーミーでは、
円陣を組んだ女性が
「遊ぶさ、踊ゆさ、ゆいゆい」などと
掛け声に合わせて舞い、
集まった区民を楽しませました。
去年10月に結成された「
我如古スンサーミー保存会」の
翁長ヒロ子会長(59)歳は
「保存会ができて、結束が深まった。
 前向きにPRしながら、
 継承に取り組みたい」
と語っていました。
再生