希羽ちゃん両親 「たくさんの支援に感謝」

方言ニュース   
2018年6月4日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県内外からの募金による支援を得て、
おととし2月にアメリカでの
心臓移植手術に成功したものの、
今年3月に間質性肺炎のため亡くなった
翁長希羽ちゃんの両親で、
熊本市に住む父親の司さんと
母親の涼子さんがきょう、
浦添市役所に松本市長を訪ね、
支援に礼を述べました。

浦添市で育った司さんは
「悲しい結果になったが、
たくさんの人に支援していただいたことに感謝したい。
希羽は笑顔のかわいい子だった。
今日も近くで見守ってくれているはずだ」
と笑顔を見せました。

また、涼子さんは「アメリカの病院で
最大限のことをしていただいたが、
『国内で移植手術を受けられたら
もしかして結果は違っていた
かもしれない』
と思うこともある。
国内で移植手術が受けられるよう、
たくさんの人に臓器移植について
意識を持ってもらえれば」
と述べました。

一方、同席した妹の花ちゃん(2歳)は、
投げキッスやハイタッチなどで
周囲を和ませ、
父親の司さんは
「希羽としぐさが似ていて
ドキッとする時がある」と話しました。

訪問を受けた松本市長は
「浦添市民や県民などたくさんの人が一緒に頑張った。
同じような境遇にある人たちのために
経験を生かしてほしい」と話しました。
再生