オヤケアカハチ慰霊祭開催

2018年4月25日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

およそ500年前に琉球王府の過酷な徴税に反旗を翻し、
農民救済のために戦ったとされるオヤケアカハチをたたえる
「アカハチ慰霊祭」がこのほど、
慰霊碑のある石垣市大浜の崎原公園で行われ、
大浜小学校の6年生や地域住民らが出席し、
アカハチの遺徳をしのびました。

オヤケアカハチは波照間島に生まれ、
石垣島の大浜村に渡ったとされました。

琉球王府は反逆者として制圧しましたが、
地元では村人を救うために立ち上がった
英雄として語り継がれています。

慰霊祭はオヤケアカハチが亡くなったとされる
旧暦3月3日に毎年開かれており、
参加者は合掌してオヤケアカハチを慰霊し、
「アカハチの歌」を合唱して功績をたたえました。

また、八重山郷土史家の大田静男さんが
オヤケアカハチが生きた時代背景や人物像を解説しました。

大浜公民館の大濱館長は
「アカハチ精神は受け継がれ、
シンボルとして今なお生き続けている。
アカハチのことを広く世に
知ってもらいたい」とあいさつしました。
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