「天国では自由に走り回ってね」と祈りこめ

2018年3月30日(金)
担当 糸数昌和先生

琉球新報の記事から紹介します。
今月18日のなんぶトリムマラソンの3日前、
大会を心待ちにしていた県立鏡が丘特別支援学校中等部1年の名嘉伸太朗さんが病気で亡くなりました。
5歳から父の信二さんとファミリーコースに出場し、小学5年で脳腫瘍を発症するまで5回完走しており、今年は車いすで参加予定でした。
大会当日には告別式がしめやかに執り行われましたが、
およそ2年にわたる闘病中も精いっぱい生き抜いた伸太朗さんに、
両親はこのほど、「天国で伸び伸び走ってね」と、大会のTシャツを霊前に供えました。
伸太朗さんは幼少から野球が好きで、運動神経抜群で足も速く、
ピッチャーからキャッチャーまで何でもこなす選手でした。
そんな伸太朗さんに異変が現れたのは小学5年生の時で、
「頭が痛い」と訴え、脳腫瘍と診断されました。
腫瘍摘出手術をしましたが後遺症で首から下にまひが残り、車いすの生活になりました。
信二さんは「病気になって2年、制約ばかりで好きなことができなかった。
天国で伸び伸びと体を動かし、たまには夢の中で活躍を報告してほしい」
と語り、母親の恵子さんとともに、
伸太朗さんが天国で自由に走り回り、大好きな野球を楽しめることを心から祈っています
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