2018年1月16日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
旧正月を盛大に祝う伝統が残る粟国村。
旧暦1月2日に当たる2月17日に行われる
村伝統行事「船起こし」で、今年初めて、
村出身の国指定重要無形文化財「組踊」
胡弓保持者の新城清弘さんが作った歌
「粟国航路の通い船」が披露されます。
村の女性らおよそ140人からなる村女性連合会が、
曲に踊りを振り付けた
玉城流扇寿輪舞会会主の上門加代子さんに
直接指導を受けながら、
本番に向けて毎週の稽古に励んでいます。
「船起こし」は1年間の航海の安全を願い、
フェリーあぐにの船内で開かれるもので、
新城さんは10年以上前、
フェリーの完成に合わせて「粟国航路の通い船」を作り、
10年前に上門さんが振り付けし映像を
記録していました。
実際に村内で披露されたことはありませんでしたが、
去年6月に新城さんがこの映像を見せたところ、
村女性連合会のメンバーから
「『船起こし』で踊りたい」との声が上がり、
上門さんは
「粟国村の地域活性化のためになればうれしい」
と指導を快諾しました。
上門さんは、
島の女性たちが踊りやすいよう
振り付けを変えるなど工夫も施し、
村女性連合会の呉屋貴美江会長は
「この歌は船起こしにぴったり。
しっかり身に付けて今後も続けていきたい」
と継承への意気込みを語りました。