教職員への平和学習研修会の実施を働きかける

県平和祈念資料館友の会、県観光ボランティアガイドの会、
沖縄市平和ガイドネットワークの3団体は合同で、
市町村や県へ教員対象研修の実施を働き掛けています。

このうち、沖縄市平和ガイドネットワークはこのほど、
北谷町役場で野国町長、川上教育長らと教職員への平和学習研修会の実施について、
1時間にわたり意見交換しました。

沖縄市平和ガイドネットワークはこれまでに読谷村、
中城村、北中城村、西原町にも要請しています。

顧問の照屋盛行(せいこう)さんは
「教員の戦争に対する知識の乏しさから生徒への指導が十分に行われていない。
指導者である教職員たちへの研修は喫緊の課題だ。
地域が主体となって教職員の研修を取り組んでほしい」と訴えました。

これに対し、野国町長は
「チビチリガマの事件では特に戦争に対する知識のなさを感じ、
危機感を覚えた。町づくりのためにも歴史を学ぶことは大切だ」と述べました。

また、川上教育庁は語り部の高齢化や現場の多忙化、
地域の学習資源の活用などの課題を挙げた上で、
「社会の変化とともに平和教育の見直しも必要だ」と語りました。

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