給食に楚辺ポーポーで、子供たち笑顔

2017年12月15日(金)
担当 糸数昌和先生

琉球新報の記事から紹介します。

読谷村楚辺で昔から受け継がれている楚(す)辺(び)ポーポーがこのほど、
読谷村伊良皆の古堅中学校の給食で振る舞われました。
調理の実演や体験も行われ、子どもたちは
「素朴でおいしい」「初めて作った」などと口々に話しながら、
楽しい給食時間を過ごしました。

生徒は普段よりも早く給食を食べ終え、
出来立ての楚辺ポーポーを食べようと長蛇の列ができ、
全員がポーポーをお代わりするなどおいしそうに頬張っていました。

給食時間の校内放送では
「小麦粉やベーキングパウダーを使う。以前はアブシバレーの時期に食べられていた」など、
楚辺ポーポーの作り方や由来も紹介されました。

企画した松田優子栄養教諭らは
「食育の一環として、ただ給食を食べるだけでなく、地域のことを知り、健康を考える機会にしたいと思って企画した。
 楚辺が発祥なのにポーポーを知らない子どもたちも多い。
 郷土料理なので、実践を通して興味を持ってもらえたらうれしい」
と話していました。

初めて楚辺ポーポーを作った女子生徒は
「自分で作ったポーポーは温かくておいしかった。家でも作れるように頑張りたい」と意欲を見せていました。

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