チビチリガマに千羽鶴6千羽を寄付

2017年12月7日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

少年たちによる器物損壊事件が起きた
読谷村のチビチリガマでこのほど、
愛知県大府市から訪れた岩城美智子さん(58)ら3人が、
折鶴6千羽を捧げました。

チビチリガマでの器物損壊事件を報じる
新聞記事に触れた岩城さんは
「世代を結ぶ平和の像が破壊された1987年に続き、
沖縄の人がまた傷つけられた」と感じたということで、
すぐに「千羽鶴を届けよう、沖縄とつながって戦争を止めよう」と、
愛知県名古屋市の街頭などで協力を呼び掛けたり、
友人に協力を求めたりして、50人以上が協力して完成させました。

立ち会ったチビチリガマ遺族会の戸那覇会長は
岩城さんらに感謝を伝え、
チビチリガマで起きた「集団自決」の悲劇などについて語り、
「互いに平和をつなぐ懸け橋になり、
世代を超えて平和を願おう」と呼び掛けました。

ところで、チビチリガマを損壊し、
保護観察中の少年4人がきのう、
保護者や保護観察官と共にガマを訪れ、遺族に謝罪し、
納骨堂に折り鶴や花を手向け、手を合わせて追悼しました。
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