2017年12月5日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
一部農家の間で「絶滅寸前」といわれる「赤茎ターンム」が
このほど、南城市大里字大城にある
久手堅豊さんの畑で収穫され、
1500キロ以上の赤茎ターンムが、
かごに山積みにされました。
市内の農家らによりますと、
市場に流通しているのは、ほぼ白茎のターンムで、
赤茎ターンムは白茎と比べると香りが強く、
細長い形で、色の違いもはっきりしています。
かつて南城市では、
赤茎ターンムが多く収穫されていましたが、
サトウキビに転換する農家が増え、
次第に見られなくなりました。
久手堅さんは2年前、偶然、
南城市の個人農家が赤茎ターンムを
小規模栽培していることを知り、
「もう一度、当たり前のように
赤茎ターンムを食べられるようにしたい」と考え、
株を少し分けてもらい、
1年目は種芋となる小芋を増やし、
2年目から本格的に栽培を始めました。
3年目となる今年は1500キロを収穫しました。
久手堅さんの収穫した赤茎ターンムは、
市内で既に加工品にも使われており、
今後、赤茎ターンムの安定供給を目指して
少しずつ規模を拡大していく予定で、
「今回の収穫は、南城・赤茎ターンムの里計画の第一歩だ」
と力を込めました。