糸満市摩文仁の墓苑裏の不法投棄ゴミ問題に着手

「糸満市摩文仁の墓苑裏の不法投棄ゴミ問題に着手」
方言ニュース9月27日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑裏の崖下斜面一帯に
不法投棄ごみが山積している問題で、県がボランティアを募り、
来年1月にも回収作業に着手する方針です。

行政主導で回収作業が行われるのは初めてで、
県環境部は今月中に計画案を作成し、年内にも詳細を決定します。

不法投棄の現場は東西およそ500メートルに及び、
整備の行き届いた墓苑の目と鼻の先ですが、日が当たらず急斜面で、
1960年代後半ごろのものとみられる空き瓶や、
弁当箱などのプラスチック容器、
廃タイヤなど無数のごみが層を成し、一帯を埋め尽くしています。

膨大な撤去費用がかかることや、足場が悪く危険な現場であること、
不法投棄の行為者が特定できないことなどから、県や糸満市は現状を把握しつつも、
なかなか回収に着手できていませんでした。

県と糸満市では、今年度は遺骨収集ボランティアなどの協力を得ながら
回収作業に当たることなどを確認しており、県環境整備課の松田課長は
これまでボランティア団体や県平和祈念財団などから
たびたび協力依頼があったとし
「まだ最終決定ではないが、来年度の予算化も含め検討しながら調整を進めている。
関係機関と連携して取り組みたい」と述べました。

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