園長が自作の絵本を読み聞かせ 宮古島のひよどり保育園 

方言ニュース  
2017年8月21日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

宮古島市平良のひよどり保育園園長の
花城千枝子さんは、自作の絵本を制作し子どもたちに読み聞かせをしています。

創作の材料は日頃の保育で触れ合う
子どもたちで、
6月には園庭の木の巣にすむハトの
巣立ちを追った「ハトぽっぽのヒナちゃん」
という絵本を作成し、
保護者から「涙があふれてきた」などと
評判を呼びました。

花城さんは2000年に研修でドイツを訪れた際、
現地の子どもたちの写真を撮影し
冊子にまとめた経験から
創作活動を始めました。

中でも、2002年に制作し、
長年子どもたちに読み聞かせをしている
絵本が「グワッペのぼうけん」です。

園児が園庭にいた子ガエルをズボンの
ポケットに入れたまま帰宅した出来事を
モチーフにした作品で、
ズボンは洗濯されましたが、
子ガエルは生きており、
翌日、親ガエルに再会する
までの様子をユーモラスに描いたものです。

花城さんは「園の日常を絵本にしているが、
絵本は保育の中の出来事を
子どもや保護者に見せる手段だ。
読み聞かせをすると子どもたちが身近に
感じてくれ、保護者も喜んでくれる。
保育に心の豊かさが加われればいい」
と柔和な表情で話しています。

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