5年に1度の熱戦 宜野湾区大綱引き

方言ニュース  
2017年7月31日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

5年に1度の「宜野湾区大綱引き」が昨夜、宜野湾市の沖縄国際大学で開催され、
宜野湾区の中央にある道を隔て、
前村渠と後村渠に分かれて綱を引き、
お互い攻勢を強める接戦の末、
およそ3分で後村渠が競り勝ち、
2連覇を果たしました。

綱引き前には青年たちが力を見せつけ合う「旗頭ガーエー」が繰り広げられ、
対戦後は勝った方の綱を両陣営が頭上に
掲げながら蛇行する「戻り綱」で
勝利を祝いました。

戦前は毎回、
前村渠が勝っていたといわれていますが、
戦後の成績は後村渠の2勝1敗となり、
対戦後には勝った方も負けた方も
一緒になって歌や踊りを楽しむ
「諸人毛遊び」が催されました。

大綱引きには、区内外から大勢の人が訪れ、
2007年の復活以来、
戦後3回目の綱引きを楽しみ、
沖縄戦の混乱で途絶えていた伝統文化の
継承に向け、地域が心を一つにしましたが、
後村渠長の金城仁清さん(73)歳は
「皆で一致団結して頑張れたことが
勝った結果以上にうれしい。
綱が1本になったように結ばれた心で
一体となって今後も地域を盛り上げたい」
と笑顔を見せました。

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