高校生がしまくとぅば学ぶ 中部農林高校で特別授業

2017年6月27日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

中部農林高校福祉科はこのほど、
特別授業「わらべ歌からしまくとぅばを学ぶ」を行い、
2年生39人がわらべ歌の手遊びなどを学びました。

講師は、宮城葉子さんが務め、
方言札などによってしまくとぅばが
次第に使われなくなっていった経緯から説明しました。
また、沖縄戦を経験した高齢者らは
「文化や言葉を残して欲しいという強い思いを持っている」
と説明し、こうしたことを理解した上で
触れ合うことを提案しました。

さらに、歌詞に含まれるしまくとぅばの名詞や
あいさつの言葉も理解しながら、
「普段から少しずつ使ってもらいたい」と呼びかけ、
こうした心掛けが高齢者との現場でのやりとりに役立つと
アドバイスしました。

これに対して生徒たちは、
指遊びの「てぃーたーみー」や
「いったーすぅや」などを歌いながら手や体を動かして学び、
高齢者とのコミュニケーションに生かそうと、
真剣に聞き入っていました。

授業終了後、科を代表して大島海鈴さんは
「習った言葉でたくさんおおじい、おばあと楽しみたい。
 これからもたくさんのしまくとぅばを覚えていきたい」
などとお礼を述べました。

生徒たちは来月と9月に高齢者施設での実習を予定しています。

再生