うちなーぐちで賛美歌を 西原町

2017年6月13日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

うちなーぐちで賛美歌を歌う
「沖縄の賛美歌を歌う集い~沖縄語の賛美歌をめぐって」が、
このほど、西原町の沖縄キリスト教学院
仲里朝章記念チャペルで開かれました。

賛美歌は、
宣教師で医者のベッテルハイムが
1846年に琉球に持ち込んだのが最初で、
以来、伊波普猷がうちなーぐちに訳した「主の祈り」が、
うるま市、沖縄市などを中心に
「民謡賛美歌」として伝承されました。

「主の祈り」は、高江洲義寛が新たに作曲し、
民謡賛美歌を伝承するコーラスグループの
「うるま心のうたの会」のメンバーらが、
久高島の祭祀「イザイホー」の踊りに乗せて
演舞を披露しました。

また、民謡賛美歌「恵みのイエス様」では、
花城英樹の三線で、
「安里屋ユンタ」の曲に合わせてうちなーぐちで歌い、
最後の「マタアーメン、ハレルヤ感謝です」と歌う節から、
沖縄の音楽に溶け込みながら
キリスト教の教えを受け継いでいる姿が読み取れました。

さらに、杣田早苗は、新垣壬敏が編曲した
「てぃんさぐぬ花と汗水節によるファンタジー」を
オルガンで演奏し、
オルガンで奏でる美しい沖縄メロディーが
チャペルに響き、観客をうっとりさせていました。
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