ジョージ紫さん写真 紫のルーツを垣間見る

2017年6月6日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

1965年に米軍基地内で催されたピアノ発表会で
演奏するジョージ紫さん68歳のモノクロ写真が、
沖縄市久保田の「プラザハウス」に展示され、
来場者の目を引いています。

ジョージさんは、
オキナワンロックの草分け的バンド「紫」のリーダーで、
写真は16歳の高校生の頃に撮影されたものです。
クラシックをロックに融合させ、
日本復帰直後に日本中を魅了した
紫の音楽のルーツが垣間見えます。

ピアノを始めたのは8歳の頃で、
ジョージさんの内弁慶な性格を案じた母親が
「外でも自分を表現できるように」と、
ピアノ教室に通わせました。
ジョージさんは
「当時はクラシックしか音楽だと思っていなかった
妹はビートルズに狂っていたけど、
自分はロックを騒音としか思ってなかった」]
と懐かしそうに笑います。

そんなジョージさんがロックに
のめり込んだのは1960年代後半に
アメリカの大学に在学した時で、
イギリスのバンド「ディープパープル」に
完全にノックアウトされ、
沖縄に戻った後、1970年に紫を結成し、
自身が「騒音」と称したロックに、
「自分の音楽に大きな影響を与えた」
というクラシックを融合させ、

沖縄、日本中を紫色に染めていきました。
ジョージさんの写真やレコードには
プラザハウスのギャラリーで出会えます。

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