還暦迎えた恩師祝うため、教え子たち集う 真志喜中 

方言ニュース  
2017年5月29日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

中学校教師として生徒たちに
バスケットボールを指導してきた
石川正信さんの定年退職に合わせ、
宜野湾市の真志喜中を卒業した
教え子たちがこのほど、
宜野湾市内で還暦祝いを開き、
およそ70人が駆け付け
「先生、ありがとう」と感謝の思いを伝え、
第二の人生に向けて激励しました。

石川さんは1981年に真志喜中へ赴任し、
バスケ部の顧問を務めました。
当初ユニホームすらなく、
初めての大会は体育着に手書きの
ゼッケンを付けて出場しましたが、

3年後には九州代表として全国大会に
出場できるほどまでに
チームを強化しました。

祝宴では、出席した全員が登壇し、
「先生のおかげで今もバスケに
携わっている」などとあいさつし、
「練習がきつくて逃げるために
跳び箱に隠れた」と具体的な思い出も
飛び出して、会場は笑顔に包まれました。
還暦祝いの赤いちゃんちゃんこの代わりに
背番号60の赤い特製ユニホームを
贈られた石川さんは「当時は若さもあり、
熱い思いをぶつけて厳しくしたこともあり、許してほしい。
大勢が集まってくれて感無量だ。
皆がそれぞれの道に
進んでいるということが私の力になる。
これからも頑張りたい」と感謝しました。
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