南城市の人口増加

2017年5月26日(金)
担当は、上地和夫先生です。

4町村合併から11年目を迎える南城市の人口が増加しています。
一時減少傾向でしたが、人口、世帯数とも年々増加し、
3月末現在で人口が4万3230人、世帯数は1万6982世帯となっています。
地域別では、最も人口の増加が著しいのが旧大里村で、328人、234世帯増えました。
次いで、旧佐敷町で62人、147世帯増加しました。
県は2010年に「南城市計画」を施行し、市は計画に基づいて、
那覇広域都市計画区域から離脱し、市単独で土地利用を計画することが可能になり、
その後、住宅地の整備など開発を進めつつ、保全とも両立させたまちづくりを図ってきました。
旧大里村集落で最も人口が増えているのが島袋区で、この1年間に222人増加しました。
子供が成長し、実家近くに戻って家を建てて暮らすようになったほか、
至る所にアパートが建てられるなど、活気が見られます。
同じ大里で人口増が目立つのが湧稲国区の70人、28世帯の増加で、旧佐敷地域では、津波古区が66人、69世帯の増加と、
那覇広域都市計画から離脱した後のまちづくりが功を奏しています。

世帯数は増えているものの、旧玉城地域と旧志喜屋地域では、人口が減少傾向にあります。
古謝景春市長は「来年度までに総人口4万5千人を目指す」としており、今後の対策が注目されます。
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