無資格ガイド、県が実態調査へ

2017年3月15日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

訪沖外国人観光客が急増する中、
通訳案内士など外国語で
旅行案内をするのに必要な資格を持っていない
「無資格ガイド」について、
県が実態調査する方針であることがこのほど、分かりました。

通訳案内士からは無資格ガイドが横行し
観光業への影響を懸念する声が上がっており、
県は調査方法も含めて検討します。

有償で外国語での観光案内を行うには
通訳案内士、地域限定通訳案内士、特例通訳案内士の資格が必要で、
違反すると通訳案内士法により50万円以下の罰金が定められていますが、
有資格者らによると、取り締まりは行われていないということです。

一方、1月に那覇市の若狭バースに
大型クルーズ船が相次いで入港した際、
下船した訪沖観光客を迎えたのは160人の県外から来たとみられる
無資格ガイドだったということで、有資格者らは
「無資格者は観光客を買い物に連れ回すのが仕事。
沖縄観光の教育を受けておらず、
観光客が伝統や文化に触れることができなくなる。
無資格者が安価にガイドをすれば、
せっかく資格をとっても正当な対価を受け取れなくなり、
ガイドの質の低下につながる」
と懸念しています。
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