月別アーカイブ: 2020年6月

那覇市、放置自転車対策に条例制定へ

方言ニュース2020年6月24日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

那覇市の沖縄都市モノレール県庁前駅付近で
久茂地川への自転車の投棄が後を絶ちません。

去年4月から今月16日まで4回の投棄が確認されており、
駅の駐輪場を管理する那覇市は防犯カメラの設置や
夜間の照明を明るくすることを検討しています。
 
放置自転車は市内各地で問題となっており、
市は駐輪場を増設するほか、放置自転車を即撤去できる
「放置自転車等防止条例」を今年度末に制定する予定で、
来年度後半の施行を目指します。

また、回収された自転車を駐輪場付近に保管し、
持ち主に引き取ってもらう方針です。

県庁前駅の駐輪場は白線で表示され、
自転車を固定できるパイプも設置されていますが、
投棄された自転車の中には駐輪場の外に止められていた車両もあるとみられ、
最近では、駐輪場外にもおよそ80台の自転車が止められていました。

市は現在、違法駐輪の確認から5日後に市の保管場所へ移動させていますが、
昨年度は市内でおよそ350台を撤去したということです。

一方、防止条例は、持ち主がすぐ自転車を動かせる状況でなければ即撤去し、
返却時に罰金を支払わせる仕組みを検討しています。
駅周辺や中心市街地などを対象区域とし、将来的に拡大する予定です。

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沖縄戦の記憶継承へ世代を超えた座談会

方言ニュース2020年6月23日(火)
琉球新報の記事から紹介します。

琉球新報社はこのほど、沖縄戦から75年に合わせ、
沖縄戦の継承や平和教育の在り方について考える座談会を開き、
白梅同窓会会長の中山きくさん、元知事公室長の高山朝光さん、
沖縄愛楽園証言集編集事務局で活動した宜寿次政江さん、
沖縄国際大学4年でピース・ブリッジ代表の石川勇人さんが意見を交わしました。

戦後75年の課題について石川さんは
「体験者と継承者で一緒に築き上げる。
次の世代へ託すという思いを軸に置かないと
沖縄戦継承は途絶えてしまう」と危機感を示し、
当事者として向き合う必要性を語りました。

また、宜寿次さんは沖縄戦継承が
「民間の善意に頼っている」と指摘し、
行政レベルでの新たな取り組みが必要になると強調しました。

一方、今年は新型コロナウイルスの影響を受け、
各地で慰霊祭、追悼式の規模縮小を余儀なくされましたが、
高山さんは「縮小してもいいから実施していく。
継続して発信し続けることが大事だ」と強調しました。

さらに、首里城地下に整備された日本軍第32軍司令部壕について、
中山さんは「当時、そこに壕があることを知らなかった。
ただ保存するだけでなく、どういう場所か伝えたい」と史実継承の重要性を語りました。

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岩橋 健治先生「企業史を学ぶ~松下幸之助と本田宗一郎~」(前篇)

「万国津梁」とは、「世界の架け橋」を意味する言葉。
沖縄国際大学で日々どのような研究や教育が行われているのかを発信していく番組です。
6月24日の放送は、産業情報学部 企業システム学科の岩橋 健治先生を迎えてお送りしました。
講義タイトルは「企業史を学ぶ~松下幸之助と本田宗一郎~」(前篇)です。
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2020年6月22日 第506回目の放送分です

6月22日 第506回
2010年10月よりスタートして今年で10年目に突入した個々の番組。沖縄は益々ヤマトで元気です。2020年よりは、アルゼンチン3世ながら、100パーセント沖縄の血を継ぐ演歌歌手、大城バネサを新メンバーに迎えて、目指せ紅白を応援するべく「アリーバ!バネサ」の新コーナーもスタート。ぜひお聴き下さい!
オキナワンドリーム
ゲストは、琉永さんの人生について伺います。 
アリーババネサ
「バネサは虫がダメ」をテーマにお話します。

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あす慰霊の日 慰霊祭は各地で縮小傾向

方言ニュース   
2020年6月22日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

あすの慰霊の日に県内各地で行われる慰霊祭で、
主な21慰霊祭のうち12カ所が
規模を縮小して開催します。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で
中止としたところも時間を短縮したり、
自主参拝という形を取ったりして、
祈りをささげます。

慰霊祭の中止は沖縄師範健児之塔、海鳴りの像、
開南健児之塔、ずゐせんの塔の4カ所で、
ずゐせんの塔は慰霊祭そのものは中止しますが、
同窓生が参加して花を手向け、
焼香する予定です。

旧県立首里高等女学校瑞泉同窓会の
新元貞子さんは
「例年通りの慰霊祭は中止するが、
同窓会として献花を行う。
多くのみ霊のご冥福をお祈りすることは
変わらない」と話します。

また、白梅之塔は規模を縮小した慰霊祭を
実施し、自主参拝とします。
白梅同窓会の中山きく会長歳は
「今年は人々の健康を考えるのが第一で、
中止はしないが縮小はやむを得ない。
新型コロナが収束したら、
また皆さんにお会いしたい」と話し、
慰霊祭を続ける意義を語りました。

一方、南洋群島戦没者慰霊碑は中止の方向で
検討していましたが、
規模縮小での開催を決めました。
南洋群島帰還者会の安里嗣淳事務局長は
「み霊に対して何もやらないということは、
できないと言った意見があった」
と明かしました。 

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又吉盛清(またよしせいきよ)さん 【沖縄大学客員教授】

沖縄羅針盤
毎週日曜日 午後4時半~5時 放送中
6月21日放送分

今週のコーラルラウンジは、沖縄大学客員教授の又吉盛清(またよしせいきよ)さんとラウンジ常連客で沖縄大学地域研究所特別研究員の島田勝也さんのおしゃべりです。

又吉さんは1941年生まれ。浦添市のご出身です。

浦添市役所で勤務されていた公務員時代は、浦添市史編纂、浦添市立図書館館長、浦添市美術館館長を歴任しました。

その後、沖縄大学に転身。専門は「沖縄東アジア現代史」で、定年退職後も積極的に研究、講演、執筆活動を行っておられます。著書に「日本植民地下の台湾と沖縄」があります。

又吉さんの現場主義の研究スタイルは変わらず、沖縄、台湾、中国、東京などのフィールドワークを継続しています。さらに、又吉さんと島田さんは沖縄大学大学院における師弟関係で、東アジア地域における沖縄の歴史的役割を研究しています。

今週は前編をお届けします。慰霊の日直前、沖縄戦についてのお話です。

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