月別アーカイブ: 2019年8月

イネ害虫、ツマジロクサヨトウが多良間で発見

2019年8月7日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

トウモロコシやサトウキビ、
イネなどの植物に被害を与える外来のガ
「ツマジロクサヨトウ」の幼虫57匹が先月24日、
多良間村にある4カ所の飼料用トウモロコシ畑で発見されました。

県内で3件目の発生となります。

県によりますと、トウモロコシの収穫は
ほとんど終了したため、経済的な被害はありません。

ツマジロクサヨトウは繁殖能力が高く、
2、3週間で1000個から2千個の卵を産み、
飛行能力も高く一晩で100キロ飛べるため、
中国大陸や台湾から飛んできた成虫が
繁殖した可能性があります。

国内では鹿児島県のトウモロコシ畑で
被害が初めて確認されており、
県は基幹作物のサトウキビに被害が
及ぶことを警戒しています。

県病害虫防除技術センター予察防除班の河村研究主幹は
「どの農薬がツマジロクサヨトウに効果的かを
現在、国が調査している。
また、トウモロコシは畜産業に
携わる人が栽培していることが多いので、
あまり農薬が使えない」と話し、
農薬の散布に頼りすぎるのではなく、耕運機で作物を細かく砕き、
土を混ぜる「すき込み」作業を進める必要があると指摘しました。
再生

『がんばりマン』選考委員特別賞受賞 子どもノンフィクション文学賞

2019年8月6日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の紙面からお伝えします。

天願小学校2年生の名護翔哉さん8歳が1年生の時に、
闘病生活や支える両親の話などを書いた作品「がんばりマン」が
3月に開催された「第10回子どもノンフィクション文学賞」で
選考委員特別賞(最相葉月賞)を受賞しました。

翔哉さんは23週余で
586グラムの超低体重で生まれ、
新生児集中治療室で7ヶ月半過ごしました。

気管が狭くなる「声門下狭窄症」になり、
生後4ヶ月目には気管切開の手術を受け、
声が出ない時期もありました。

母の尚子さん49歳は
翔哉さんが小さい頃から絵本を読み聞かせ
字が読めるようになると
翔哉さんは自分で物語を書いたり
絵を描いたりするようになったと話しています。

今回の「がんばりマン」は
最初に十数枚のメモをしたため
時系列に並べ直した後
400字詰めの原稿用紙6枚に書いています。

作家の最相葉月さんは、
「どのエピソードからも実際の場面が想像でき
いつしか作者を応援していた」と評しています。

翔哉さんは、他の物語の創作にも取り組んでおり
最近では「うさぎのパンや」という絵本を描き上げ
「絵本を描いてみんなを笑顔にしたい」と
夢を語っていました。

再生

2019年8月5日 第460回目の放送分です

8月5日 第460回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本大漁編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます。
オキナワンドリーム
ゲストは、銀座みやこクリニック医院長 濱元誠栄さんの人生について伺います。
ヤマトde沖縄酒場
横浜 守礼之邦を紹介

再生

日本サッカー協会 田嶋会長 サッカー専用スタジアムに期待

方言ニュース   
2019年8月5日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

日本サッカー協会の田嶋幸三会長が
このほど、琉球新報社を訪れました。

田嶋会長は金武町で開催された
南部九州総体のサッカーの決勝に
合わせて来県したもので、
県が計画している那覇市奥武山に
建設予定のサッカースタジアムについて話し、
沖縄でのサッカーの盛り上がりに期待しました。

この中で田嶋会長は
「サッカー専用のスタジアムが完成すれば、
沖縄でのサッカーの盛り上がりは
確実に期待できる」と期待し、
「J1や海外のサッカークラブを
呼び込んで試合ができるほか、
サッカーファンやサポーター拡大につながる。
FC琉球の飛躍向上にも
つながる」と語りました。

J2に昇格したFC琉球については
「かつてJ1にいた有名なクラブと試合ができる。
そこで一歩一歩勝ち抜けばJ1にも近づく」と語る一方で、
「全県レベルでサポーターに
なってくれるように、
クラブ自身が地域との絆をより深めて
いく必要がある」と指摘しました。

また女子サッカーについても触れ
「沖縄は中学生を中心に競技人口の割合が多い。
協会では女子サッカーの
プロ化に力を入れている。
沖縄はプロのチームを育める場所として
期待は大きい」と強調しました。
再生

沖縄尚学高等学校副校長 名城政一郎さん

名城さんは1958年那覇市の出身です。
1983年明治大学経営学部卒。同大学大学院で経済学修士号修得、沖縄に戻り尚学院副学院長就任。
2004年8月米ミネソタ州セント・ジョンズ大学客員講師(日本近現代史)、
2009年にて入学。2009年セント・メアリーズ大学大学院にて教育学の博士学位を取得しました。
その後は、沖縄に戻り沖縄尚学で国際化・グローバル社会を見据えた教育の在り方に取り組みます。
名城さんとは沖縄尚学の歴史やグローバル教育については話してもらっています。
再生

おなじみの黄色と赤色の箸『ウメーシ』の危機

「おなじみの黄色と赤色の箸『ウメーシ』の危機」

方言ニュース8月2日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

「ウメーシ」と呼ばれ、沖縄そば店や食堂でもよく見掛ける
沖縄でおなじみの黄色と赤色の配色が印象的な箸が
食卓から消える危機に直面しています。

製造元の鹿児島県薩摩川内市の竹材加工業社が廃業し、
先月いっぱいで生産がストップしたためで、
那覇市内の卸業者が抱える在庫分がなくなり次第、
市場への新規の出荷はできなくなる見込みです。

正式な商品名は「竹塗箸」で、30年ほど前から
県内で流通している竹製の箸ですが、
抗菌作用を持たせるためにウコンを使った染料で染め、
滑り止めに漆を塗りつけています。

生産中止について、那覇市内の卸業者は
「1本ずつ手作りしていたが、職人の高齢化が進み、
後継者の確保ができなくなった。
原材料の高騰によるコスト増もネックになった」と話し、
「福井県にも土産品として同じ種類の製品を作る業者がいるが、
入荷コストは倍。今後は食堂などでも見る機会が減っていく。
沖縄文化の象徴がなくなってしまうようで寂しい」と肩を落としています。

また、年に一度、正月明けに入荷するのが恒例だった
県庁地下の食堂の男性店主は
「ウメーシを市場に買いに行って『今年もがんばろう』という気持ちになった。
張り合いがなくなってしまう」とため息をつきました

再生

国際数学競技大会で県勢快挙

2019年8月1日(木)
担当 上地和夫先生

琉球新報の記事から紹介します。
「優数杯」国際数学競技大会がこのほど香港で開催され、
うるま市赤道のぐしかわ珠算教室に通う
沖縄アミークスインターナショナル小学校5年の鍛治山美莉亜さんが、
暗算競技の小学校高学年の部で優勝を果たしました。
また、北谷第二小学校6年の末吉崇輝さんが準優勝で、
日本から初参加となった大会で、快挙を成し遂げました。
さらに、具志川中学校2年の奥田姫夢さんは、
参加者らおよそ千人の前で暗算の模範演技を披露しました。

大会には中国や台湾などから24団体、およそ800人が参加し、
小学校高学年の部にはおよそ90人が出場しました。
3人は英語読み上げ算競技全国大会の上位入賞者で、
今回の優数杯では関係者の推薦を受け、出場することになったもので、
鍛治山さんは「優勝できてうれしかったが、 満点が取れない問題もあって悔しかった」と語りました。
末吉さんは「鍛治山さんに10点差も付けられて悔しかった」と話し、
奥田さんは「大勢の人の前で緊張した。問題が解けるか心配したが正解できてよかった」
とほっとした様子でした。
再生