月別アーカイブ: 2019年6月

平和祈念堂で浄めがおこなわれる

2019年6月19日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

23日の慰霊の日を前に
糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で14日
平和祈念像のほこりを払う
「浄(きよ)め」が行われました。

沖縄バスのバスガイドや
県工芸振興センターの研修生、
県立芸術大の工芸専攻の学生ら
あわせて36人が参加し、
全員で黙とうをささげた後
平和への思いを込めながら
丁寧に像のほこりを拭い清めました。

参加者は高さおよそ12メートル、
幅およそ8メートルの祈念像のひび割れや劣化を確認しながら
ほこりを拭き取っていました。

沖縄バスのバスガイド永島彰野さん(47歳)は
「戦争を二度と繰り返してはいけないと伝えるためにも
もっともっと沖縄戦や基地問題を
勉強しなければいけないと改めて思った」
と語ってました。

沖縄平和祈念堂では22日土曜日午後7時から
沖縄全戦没者追悼式前夜祭が開かれ
琉球古典音楽や琉球舞踊が奉納されます。
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平和の継承を ひめゆり平和祈念資料館・記念祝賀会

2019年6月18日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の紙面からお伝えします。

ひめゆり平和祈念資料館が
23日で開館から30年となるのを前に
公益財団法人沖縄県女師・一高女ひめゆり平和祈念財団は
那覇市内で記念の祝賀会を開きました。

祝賀会には元学徒や開館当時からの支援者ら
およそ80人が集まり、
主催者を代表して仲程昌徳理事長は
「若い第二世代の館員が証言員の心を受け継いで
説明員として頑張るが皆さんの支えが必要だ」とあいさつし、
元ひめゆり学徒で、館長を務めた本村つるさん(94歳)も
「30年間はいろいろあったが、夢のように過ぎた感じがする。
資料館は15人の次世代の職員が平和継承のために頑張っている」
と述べていました。

祝賀会では、
現在までを写真で振り返る催しも行われ   
元学徒たちは、若かりし時の自身の写真を眺めながら
照れたような表情を浮かべていました。

祝賀会に招待された
元白梅学徒隊の中山きくさん(90歳)は
「これからも『命どぅ宝』『平和が一番』という
沖縄の知恵袋を末永く語り継いでほしい」
と語っていました。

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2019年6月17日 第453回目の放送分です

6月17日 第453回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本大漁編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます。
オキナワンドリーム
ゲストは、有吉加奈子さんの人生について伺います。
ヤマトde沖縄酒場
要町 ずけやまを紹介
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沖縄の路上寝深刻 死亡事故も

2019年6月17日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の紙面からお伝えします。

飲酒や急病が理由で
道路や地面に横たわった状態で
車にひかれる路上寝の交通事故が
2014年から2018年の5年間で88件発生し
そのうち死亡事故が
12件起きていることが
県警の統計で分かりました。

全ての交通人身事故に占める
路上寝事故の割合は
全国水準の5倍近くとなっており
路上寝の大半がお酒の飲み過ぎによるものです。

県警の統計によりますと
2014年から2018年までの
全人身事故に占める
路上寝関連事故の割合は
全国平均が0・07%に対し
沖縄は0・33%と
およそ4・7倍の路上寝事故が
発生しています。

全交通死亡事故に占める
路上寝事故の割合も
沖縄は全国の2・8倍発生しています。

5年間の路上寝関連事故88件の内訳は
死亡事故12件、重傷事故が33件で
軽傷事故43件を上回っており
被害者が見えないことや
運転手の発見が遅れることなどから
重症化する傾向にあります。

「道で人が横たわっている」など
2018年に警察に寄せられた
路上寝関連の通報は7080件で
行政や関係機関が
注意喚起を行ってきていますが
2018年から過去5年
通報件数はおよそ7000件を
横ばいで推移しています。

例年、気温が上がり
屋外で過ごす時間の増える
6月から9月の夏場に通報が突出しており
県警は道路で横になっている人を見かけたら
警察に通報するよう呼び掛けています。

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情報通信総合研究所 代表取締役社長 大平 弘さん

情報通信総合研究所は東京にあるNTTグループのシンクタンクです。
大平さんは1959年生まれ、福島県いわき市の出身、1983年に電電公社に入社。その後、2005年に情報通信総合研究所に法制度研究部長として着任、主に情報と法律、規制に関する調査研究に従事。その後NTTに戻り、2017年にふたたび情報通信総合研究所に社長として着任。特に沖縄への思い入れは深く、沖縄での事業には多くのスタッフを派遣するとともに、自らも陣頭指揮を執っています。今回は那覇市で開催されたICTソリューションフェア参加のため来沖したところコーラルラウンジに寄って頂きました。
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オープニングトーク『みーかー、家族で出かけようと長女に提案するも「なんで?」と一蹴される(笑)反抗期だからね~』

6月16日放送分

給食係
「沖縄県内のおいしいお店を紹介」

きしゅへんロックンロール第221回
「スマホ・アプリの活用方法教えて」

掲示係
「街で見かけたおもしろ看板や、地域の話題」

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糸満市で子ども食堂がはじまる

方言ニュース6月14日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

千葉県野田市で小学4年の女の子が虐待を受けて死亡した事件を受け、
糸満市内の30代の若手経営者らが地域で子どもたちの居場所をつくりました。

女の子の一家はおととしの8月まで糸満市で暮らしたことから、
子ども食堂がない兼城地域で子どもたちの居場所づくりをしようと
立ち上がったもので、メンバーはITや飲食、農業など
異業種の会社経営者を中心におよそ10人です。

市内賀数にあるよつば児童クラブでは、このほど、市内の企業らの協力を得て
沖縄そば100食を準備し、第1回「子どもカフェ@よつば」も開催しました。
よつば児童クラブ代表理事の蔵盛裕司さんは
「女の子が糸満市に住んでいたことを知り、何かしら手助けできたのではないかと
ずっと考えていた。何ができるか分からず、もんもんとしていたが、手始めに子ども食堂をやろうと思った」と語りました。

当面は毎月1回、日曜日に昼ご飯を提供しながら子どもたちが
集える場にするということで、缶詰や乾麺、米など日持ちする食料の
提供や運営資金の協力も呼び掛けています。

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藤波 潔先生「歴史を学ぶということ」(前篇)

「万国津梁」とは、「世界の架け橋」を意味する言葉。
沖縄国際大学で日々どのような研究や教育が行われているのかを発信していく番組です。
6月12日の放送では、総合文化学部 社会文化学科の藤波 潔先生を迎えてお送りしました。
講義タイトルは「歴史を学ぶということ」(前篇)です。
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県産マンゴー、東京で初競り

2019年6月12日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

夏を彩るマンゴー、パイナップルなど
県産果実のトップセールスがこのほど、
東京都の大田市場で行われ、
マンゴーの初競りでは、
「美らマンゴー」1箱、2玉入り1キロに
過去最高となった去年と同じ額の20万円の値が付きました。

「美らマンゴー」は糖度や大きさ、
色味などの基準を満たした、厳選された品に与えられる
県産マンゴーの最高級ブランドで、
競り落とした果物仲卸業者の担当者は
「宮崎産の出荷時期が伸びて
沖縄産の時期と重なるようになり、差別化が課題だ。
品質管理を向上することが農家のためにもなる」
と期待を寄せました。

JAおきなわは今年の出荷量を
マンゴー628トン、パイン87万4千玉と見込んでおり、
マンゴーは去年より色のりがよく
大玉傾向にあるということです。

大城勉理事長は
「6月中旬から出荷が本格化する。
責任を持って全国の消費者にトロピカルフルーツを発信したい」
とあいさつしました。

また、県農林水産部の長嶺豊部長は
「完熟で収穫し、新鮮なまま届けたい」と
県産果物の魅力を語りました。
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沖縄市内の民話報告書 約40年かけて完結

2019年6月11日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄市内に伝わる民話を調査した報告書が
このほど、完結しました。

調査は1980年から始まり、
故人の遠藤庄治沖国大教授が中心となり進められ、
市の調査員や学生らが各地域の聞き取りをしました。
録音テープは270本を超え、
収録されたおよそ4500の民話のうち、
これまでおよそ300話がまとめられ、
キジムナーなどの妖怪の民話を中心に収録した
「怪異譚編」を最後に、報告書は合わせて10冊となりました。

報告書は1999年の「むかしばなし」から始まり、
「中北部編」や「東西部編」などの地域別のまとめ、
「笑い話編」、それに「広域伝説編」などの分類別で
収録されました。

話者による語りのままの方言原語に
共通語訳が併記され、
音声を方言のまま文字に起こした後は、
共通語に翻訳する作業もあり、
報告書の作成は長期間に及びました。

市内にはグスクがあり、
交通の要所であったことから、
他市町村の民話も伝承され、
人の移動の形跡が分かるということです。

調査初期に関わった読谷村史編集室の辺土名初美さんらは
「高齢者が亡くなればその人が持っていた話もなくなる。
消えかかろうとするものを残すという
使命感に駆られていた。
地元の民話を地域の人に知ってほしい」と話しました。

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