月別アーカイブ: 2018年4月

「糸満市公設市場を建て替え」

「糸満市公設市場を建て替え」
方言ニュース4月12日(水)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

糸満市は今年夏ごろ、老朽化している公設市場を
「糸満のくらし体感施設」に建て替えます。

市民の台所としての市場に伝統文化を体験できる観光の要素も取り入れ、
海人の街から食、旧暦文化まで糸満を体感できる施設に生まれ変わります。
一部を7月に解体して9月に着工し、来年度初めのオープンを目指します。

衣料品などが入るB棟とC棟は6月まで営業し、
精肉鮮魚店が入るA棟は通常通り営業して、
施設完成後には駐車場として整備します。

市によりますと、現在、70代の人を中心におよそ30店舗が営業中ですが、
高齢で閉店する人も多く、新しい施設での継続は4割の見込みだということです。

新しい施設は28店舗で、駐車場は45台駐車可能で、
精肉鮮魚や野菜の相対売りの市場体験ゾーンをメインに、
かまぼこなどの地元産品加工販売、飲食、草木染めなどの体験ができる
多目的室や調理室を完備した伝統文化の4つのゾーンに分けました。

およそ150席の屋内イベント広場の他、
屋外にも広場を設置し、7月から入居店舗を公募する予定です。

市中央市場商店会の赤嶺事務局長は
「建物は変わっても市場の人たちの心意気や精神を残し、
みんなで協力して市場とその周辺を盛り上げていきたい」と話しました。

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池間島の若者支援奨学金、第1号となる若者へ

2018年4月11日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

NPOいけま福祉支援センターはこのほど、
池間島の若者を支援するために創設した
「池間すでぃがふう奨学金」の贈呈式を
宮古島市の池間島離島振興総合センターで開き、
奨学生第1号としてこの春から那覇市内の
専門学校に通う與那原愛理さんに
奨学金30万円が贈られました。

與那原さんは1歳のころに母親を亡くし、   
天ぷら屋を営む祖父母に育てられてきました。

式には祖母のサヨさんも駆け付け、
與那原さんから「おばあには感謝してるよ。
2年間離れるのは寂しいけど、
帰ってくるまで頑張ってね」と声を掛けられると、
「私の孫がこんなに素晴らしい奨学金を
受けられて、夢みたい」と語り、涙を拭いました。

與那原さんは動物保護関係の仕事に就くことを目指し、
訓練士の資格取得のために専門学校に通うということで、
会場に集まったおばあたちが温かく見守る中、
涙ながらに感謝し、「夢をかなえます」と誓い、
「たくさんのことを身に付けて、
自分の描いている将来像に少しでも
近づけるように頑張りたい」と決意を見せました。

奨学金はセンターが2014年から発行を続けている
カレンダーの売り上げを財源に、
返済義務のない給付型となっています。
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母娘の心の支え 新聞投稿架け橋に

2018年4月10日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

読谷村の長浜苗子さん(90)歳は毎日、
新聞から娘の新城初枝さんの投稿文や短歌を探すのが日課です。
新聞投稿が母娘の元気を取り戻すきっかけにもなってきたからです。

初枝さんは2006年、
当時25歳の長男を病気でなくした深い悲しみからうつ病になり、
人と会うことが嫌になって、母親を避けるようにもなりました。
母との関係を修復したいと思った初枝さんは
新聞投稿の再開を思いつき、2009年ごろから再開しました。

新聞を読んだ知人や親類から苗子さんの元へも
「載っていたね」と知らせが入るようになり、
初枝さんは「母から誇りに思うと褒められた。
母が投稿を切り抜いていた」と振り返ります。

一方、初枝さんの投稿は母・苗子さんの心の支えにもなりました。
去年、苗子さんが自宅で転倒し、
介護老人施設に入居することになった際、苗子さんは混乱し、
「家に帰して」と家族や見舞いの親類に求めました。
初枝さんは入所までの経緯や施設職員への感謝の気持ちも
新聞に投稿し続け、投稿を読んだ苗子さんは混乱も次第に収まり、
冷静さを取り戻しました。

初枝さんは新聞投稿について
「生きがいになった。家族も喜んでいる。これからも続けたい。
 目標は投稿集を一冊の本にすること」笑顔で話しています。
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2018年4月9日 第392回目の放送分です

4月9日 第392回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本忠勝編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます 。
オキナワンドリーム
ゲストは、一般社団法人『命の食事』事務局長の真栄平 章子さんの人生について伺います。
東京井戸端ユンタク
テーマは、沖縄の鳥・大和の鳥

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オープニングトーク『みーかー長男くんの野球の応援に行っています。成長を感じるのが嬉しい。』

4月8日放送分

給食係
「沖縄県内のおいしいお店を紹介」

きしゅへんロックンロール第159回
「スマホどんな機種使ってるのか教えて」
※au沖縄セルラーからのお知らせは放送日時点の情報です。

掲示係
「街で見かけたおもしろ看板や、地域の話題」

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清明入り最初の週末 各地で家族団らんのひととき

方言ニュース  
2018・4・9(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

清明入りして初めての週末となった
おとといと昨日の両日、
県内各地では
先祖供養をする姿がみられました。

中でも沖縄本島地方では、
きのうは高気圧に覆われ、
全域で青空が広がったことから、
清明に訪れた人たちは、
墓前でオードブルなどごちそうを広げて
親睦を深めていました。

このうち、那覇市の60代の男性一家の南風原町新川にある墓では、
3世代およそ15人が集まって
ごちそうを食べ、清明を楽しみました。

今年は高知県に単身赴任している長男が一時帰省したのに合わせ、
早めに清明をすることになったということで、
この男性は
「盆、正月、生命は毎年家族で集まっていて、
とても楽しい。沖縄のいい風習だと思う」
と語りました。

また、男性の孫で、小学2年の男の子は
墓前で手を合わせる際に
「大金持ちになれますように」
との願いを込めたということで、「いろんなものが食べられるから清明は楽しい」
と笑顔を見せていました。

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遠藤聡志(えんどうさとし)さん【琉球大学工学部教授】

沖縄羅針盤
毎週日曜日 午後4時半~5時 放送中
4月8日放送分

今週のコーラルラウンジは、琉球大学工学部教授の遠藤聡志(えんどうさとし)さんとラウンジ常連客で沖縄大学地域研究所特別研究員の島田勝也さんのおしゃべりです。

遠藤さんは1964年生まれ。北海道のご出身です。

北海道大学工学部卒業後、同大学院に進み、1990年、電気工学専攻を修了。同年、北海道大学の工学部の助手に採用され研究者の道に入ります。1995年には博士号を取得。その後、琉球大学に籍を移し、2005年から工学部情報工学科の教授を務めています。

専門分野は「複雑系工学」や「人工知能」。難しそうな学問ですが、例えば「生物の脳」や「社会現象」などの成り立ちや性質を解き明かすための方法を工学的に研究する分野です

遠藤先生が近年力をいれている研究テーマが「ツーリズムインフォマティクス」。複雑系工学の技術を利用して観光分野を分析することです。

今回はその後編です。

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ハブ大福、大人気!

2018年4月6日(金)
担当 糸数昌和先生

琉球新報の記事から紹介します。
那覇市の新天地市場本通りにある
団子屋「琉球だんござえもん」で販売する大福が観光客や通りの人たちに人気です。
三角形の頭に真っ赤な舌がにょきっと飛び出た、
その名も「ハブ大福」で、51歳の男性店主は
「通り活性化の呼び水になってほしい」と笑顔を見せています。
ハブ大福は、県外で人気を集めた妖怪いちご大福などを参考に考案したもので、
特注した大福に切り込みを入れてイチゴを舌のように飛び出させました。
かわいらしい見た目に「スネークモチ!」と言って買い求める外国人観光客や、
「孫が喜ぶから」と買いに通う地元客もいるということで、
SNS=会員制交流サイトで紹介されると「かわいい」「食べたい」とのコメントが相次ぎました。
団子屋は、なは市場振興会が先月に開店したもので、
観光客が増える中、「ちょっと休憩できたり、歩きながら食べられる甘味を売ったりする店が必要」
との思いで始めました。
「居心地のいい場所がマチグヮーにも増えていけば」と期待されています。
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