月別アーカイブ: 2017年11月

ひやみかち那覇ウォーク さわやかに汗を流す

方言ニュース 
2017年11月13日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

健康意識を高めることを目的に、
ひやみかちなはウォークがきのう、
開催され、那覇市内や沖縄本島南部を
巡る8つのコースに、
子どもからお年寄りまで幅広い世代の
人たちが参加しました。

このうち、42・195キロの一番長いコースに参加した
豊見城市の(30)歳の女性は
「歩く途中で沖縄そばが食べたい。
楽しみ」と意気込んで歩き出し、
秋の涼しい風が吹く中、参加者は口々に
「歩きやすいね」と話していました。

また、那覇市識名の大石公園では、
立ち止まって写真を撮る参加者もおり、
那覇市の(59)歳の女性は職場の仲間とのおしゃべりにも花を咲かせながら、
「ゆんたくしていたら最後尾だった。
史跡なども見ながら歩けることが楽しい」
と笑顔を見せていました。

さらに、湿地にマングローブが茂る
豊見城市の漫湖・水鳥湿地センターには、
多くの家族連れが立ち寄り、
那覇市の(40)歳の男性は
「こんな場所があるなんて知らなかった。
イベントを機会に知ることができて良かった」と話し、
(8)歳になる息子は
「片一方のはさみが大きいカニがいた」
と興奮気味に声を弾ませるなど、
参加者は思い思いに
歩く楽しさを味わいました。
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2017年11月13日 第371回目の放送分です

11月13日 第371回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本忠勝編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます 。
オキナワンドリーム
ゲストは、ソプラノ歌手の砂川涼子さんの人生について伺います。
東京井戸端ユンタク
テーマは、沖縄の単位・大和の単位

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砂川盛作(すなかわせいさく)さん【株式会社ワイドエステート代表取締役社長】

沖縄羅針盤
毎週日曜日 午後4時半~5時 放送中
11月12日放送分

今週のコーラルラウンジは、株式会社ワイドエステート代表取締役社長の砂川盛作(すなかわせいさく)さんとラウンジ常連客で沖縄大学地域研究所特別研究員の島田勝也さんのおしゃべりです。

砂川さんは、宮古島出身の52歳。オーストラリアのゴールドコーストに本社をおく不動産ビジネスコンサルティング会社、株式会社ワイドエステートの代表取締役社長です。

砂川さんは、18歳の時に宮古島を出て東京へ進学、21歳の時に「海外で勝負したい!」と思い立ちオーストラリアへ移り住みました。不動産コンサルタント会社、不動産投資会社、地元の不動産会社で経験を積み、その後、1997年に起業。最高、良質なコンサルティングの提供をモットーに会社を成長させてきました。

リゾート物件を中心に日本人のオーストラリアへの投資ビジネスの分野では高い評価を受けており、近年は、富裕層の投資やリタイヤメント移住などへのニーズの高まりで、オーストラリアへの投資も増加中とのことです。

砂川さんは那覇や東京でのビジネスセミナーでの講演の途中でコーラルラウンジに寄ってもらいました。リゾート不動産ビジネスのプロの視点から、沖縄の現状や可能性がどのように映ってじっくり伺いました。今週はその後編です。

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アカバンタ歌碑造成公演で地域沸く

2017年11月9日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

かつて若い男女の出会いの場として「野遊び」が盛んだった
南城市佐敷手登根区の広場「アカバンタ」。

この地にこのほど設置された、
民謡「アカバンタ」の歌碑の建立資金造成芸能公演が
このほど、南城市文化センターシュガーホールで上演され、
歌碑除幕式が今月11日に開かれるのを前に
区民らによる舞台が会場を沸かせました。

以前、手登根集落の若者たちは集落や中城湾が一望できる
南側高台の「アカバンタ」に集って三線を奏でて踊りましたが、
民衆文化を後世に語り継いでいこうと
野遊びをテーマに区出身の宮城鷹夫さんが
作詞した「あかばんた」を刻んだ歌碑を建立するため、
区民挙げて取り組んできました。

会場には大勢の人が来場し、立ち見席も人があふれるほどで、
次々に繰り広げられる演技が観客を魅了し、
高齢者は若い頃に楽しんだ「もーあしび」を
思い出しながら見入っていました。

市内知念から訪れたという80代の男性は
「若い頃、もーあしびーは盛んだった。
ある集落では村の女性がよその男性に
奪われないようにと石を投げて
自分の村には近づけさせなかった」
と懐かしそうに話していました。
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南部で絶滅危惧種がみつかる

奄美大島と本島北部にしか生息していないと考えられていた
絶滅危惧種ミナミアシシロハゼが、市街地に囲まれた漫湖と豊崎干潟で見つかりました。

研究者は
「開発が進んでいる南部は希少種などはいないと思われ、
調査もあまりなされていない。重要性を見直さなければならない」と驚いています。

琉球大学大学院・海洋環境学専攻の国島大河特別研究員らが先月30日に
発行された国際学術雑誌バイオジオグラフィに発表したものです。

ミナミアシシロハゼは干潟の泥の中に住む5センチほどのハゼで、
琉球列島に固有の新種として1996年に報告されました。

奄美大島と羽地内海、塩屋湾に注ぐ河口の一部でしか見つかっていませんでしたが、
琉球列島全体で干潟調査を行う中で、初めて本島南部で見つかりました。
しかし、分散能力が低いため、北部などの個体群とは遺伝的に異なる可能性があります。
共同研究者で理学部の立原一憲准教授によりますと、
今回見つかった南部の個体群は北部のものより
生息地は狭く個体数も少ないということで、

立原准教授は
「開発が進む地域でほそぼそと生き残ってきたが、
絶滅の恐れは北部以上に強い。継続的な調査が必要だ」と強調しました。

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伝統のエイサー披露したい 伊江島・小学校の運動会

2017年11月7日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

伊江村立西小学校の校庭に朝早くから
子どもたちの太鼓の音と元気な掛け声が響き渡りました。

運動会で勇壮なエイサーを披露しようと、
朝からの練習は自主参加にもかかわらず、
連日ほぼ全員が参加したもので、
伊江村青年会、伊江村青年会OB、
教職員のサポートの下、
子どもたちが伝統の継承に取り組んだものです。

伊江村青年会エイサーは1984年、
沖縄民謡の第一人者である故登川誠仁氏の振り付け、
演技指導の下で始まったもので、
登川氏が作詞作曲を手掛けた
「伊江島エイサー出羽手事」をはじめ、
島の民謡「砂持節」や「雨降花染」など9つの演舞があります。

当時、村青年会会長で、
登川氏に直接指導を受けた村内に住む58歳の男性が
初期と変わってしまったエイサーを元に戻し、
本来のエイサーを受け継いでほしいとの依頼を受け、
青年会と一緒に伊江中学校、伊江小学校、
西小学校で指導に当たっているもので、
村では小学5年から運動会でエイサーを踊るのが伝統で、
運動会の目玉の一つとなっています。

太鼓を担当する6年の男の子は
「将来青年会に入ったら、今習っていることを思い出して
リードできるようになりたい」と話していました。

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2017年11月6日 第370回目の放送分です

11月6日 第370回
うちな~噺家、藤木勇人こと志ぃさーが、秋田出身で沖縄文化に詳しいフリーのしゃべり手、佐々木仁子をアシスタントとして迎え、沖縄ヤマトグチと秋田ヤマトグチで番組内の各コーナーを軽妙につないでまいります。 そして定期レギュラーとして神奈川・東京WEBマガジン、ハブコネクションの釣本忠勝編集長にも登場していただき、大和での沖縄芸能情報をピンポイントで届けます 。
オキナワンドリーム
ゲストは、タフビーツ代表の神尾元冶(もとはる)さんの人生について伺います。
東京井戸端ユンタク
テーマは、沖縄の綱引き・大和のおみこし

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南城市大里 地域医療に従事した平島國造さんの顕彰碑を設立

方言ニュース  
2017年11月6日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。
今から100年前の1917年、
現在の南城市の大里字稲嶺に診療所を
開き、
およそ30年にわたり地域医療や
貧しかった農村を豊かにしようと
尽力した鹿児島県喜界島出身の医師、平島國造さんを後世に伝えようと、
稲嶺区は今週にも顕彰碑を設置します。

平島医師は1911年、
長崎医学専門学校を卒業後、沖縄に渡り、
当時乳幼児の死亡率が非常に高かった
稲嶺区で母親らに乳幼児の
衛生管理について分かりやすく教え、
無料健診も行いました。

また、豚舎と一体型の便所が衛生状態を
悪化させていたことから、住民を説得し、
別々にした改良便所を全世帯に普及し、
銭湯や織物工場の設置、井戸の改良、
なども進めました。

その後、平島医師は戦況悪化のため
28年間過ごした稲嶺を離れ、
鹿児島県に疎開し、
人々の記憶から遠のいていきました。

平島医師は疎開後、勤務医として
鹿児島県内の診療所で働き、1965年に
81歳で亡くなったということで、
稲嶺区で民生委員を務める(68)歳の男性は
「戦後なぜ交流がなかったのかは分からないが、
沖縄戦で稲嶺区民のおよそ半数が亡くなり、
自身が生き残った負い目を感じていたのかもしれない」
と話しています。

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