月別アーカイブ: 2015年2月

旧正月、海人の町糸満で大漁旗

方言ニュース2015年2月20日放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

旧暦の元日にあたる昨日、
海人の町、糸満市の糸満漁港では、
漁船が大漁祈願と航海安全を願う大漁旗を掲げ、
華やかな雰囲気に包まれていました。

また、糸満市糸満の白銀堂には、
祈願用の木箱「ビンシー」を抱えた参拝者が朝早くから足を運び、
手を合わせて1年の健康と幸せを祈願しました。

糸満漁港で漁船に大漁旗を取り付けていた漁師の
金城薫(きんじょう・かおる)さん54歳は、
「大漁の年になることを願い、
 新たな気持ちで旗を揚げている。
 去年よりもさらに飛躍の年にしたい」
と語り、

旧正には欠かさず白銀堂に参拝に訪れるという
上原正子(うえはら・まさこ)さん73歳は
「今年も家族善意が健康に過ごせるようにと願って手を合わせた。
 年の初めに参拝に来ると気持ちがいい。
 きっといい年になる。」
と笑顔で話していました。

再生

沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩が英訳される

方言ニュース 

2月19日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。

沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩が英訳される

琉球新報の記事から紹介します

去年6月の沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩「空はつながっている」を
世界中の人に知ってもらおうと、イギリス・ケンブリッジの
嘉悦(かえつ)ケンブリッジ教育文化センターで日本文化を学ぶ子どもたちが
このほど、英訳しました。

詩は、石垣市真喜良(まきら)小学校3年の増田健琉(たける)君が書いたもので、
子どもたちに日本語を教えているセンターのロバーツ平浩子さん(49歳)が
子どもたちに英訳を呼びかけ、母親が日本人で父親がイギリス人の子や、
両親が日本人でイギリスで生まれ育った子、
幼いころに日本からイギリスに移り住んだ子どもら6人が英訳しました。

ロバーツ平さんは「沖縄にはここまで平和を考えている子どもがいるのかと驚いた。
どうしたら戦争がなくなるのかを必死で考えている様子に涙が出た。」ということで、
英訳された詩は、「とても美しい詩だ」と共感を呼び、フランス語、ドイツ語、
スペイン語、中国語、韓国語にも翻訳されました。

翻訳した16歳の女子生徒は「素直で真っすぐな気持ちが伝わってきた。
一人一人が同じように思えたら、きっと世界は変わるだろう」と話しています。

再生

救助用ペットボトルで人命救助

方言ニュース  2014年2月18日(水)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

川に転落してからおよそ10分間。
救命用に備え付けられたペットボトルが1人の命を救いました。
おととい午後0時28分、那覇市消防本部に
「男性が川に落ちた」と
那覇市前島の潮渡川近くを歩いていた60代の男性から通報がありました。

男性は電話口の消防隊員の指示に従い、
川沿いに備え付けられている救命用のペットボトルを
転落した男性に投げ、
転落した男性はペットボトルをつかみ、
川に浮いた状態で救助隊員の到着を待ちました。

男性は救急車で市内の病院に搬送されましたが、
命に別状はありません。
川沿いに備え付けられたペットボトルは
那覇市消防職員協議会が作った簡易救助器具で、
赤く塗られたペットボトル3本がまとめられ、
緑のひもと結ばれています。
川に転落した溺れたりした場合に浮き輪代わりに使用でき。
市内28ヵ所に設置されています。

市消防本部によりますと、
ペットボトルでの人命救助は今回が初めてだということで、
協議会の前城直也会長は
「ペットボトル1本でも人は浮く。このことを周知させていきたい」
と語りました。
再生