2017年1月31日(火)
担当は伊狩典子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県立図書館が本を団体へ長期間貸し出しする
「一括貸出」のサービスが、
子どもの居場所作りをしている団体や施設へ
広まっています。
「一括貸出」は1987年から始まり、
一度に最大400冊貸し出され、
本島内は最長6カ月、
離島では1年借りることができます。
当初は離島やへき地など
地理的に読書環境が厳しい場所での
貸し出しが目的でしたが、
次第に家庭的、経済的に
読書が難しい子どもたちがいることが分かり、
子どもの居場所づくりをしている
団体や施設への貸し出しをするようになりました。
絵本や紙芝居など子ども向け以外にも
子育てやビジネスなど大人向けの本があり、
調べ学習や行事、
子育て支援にまつわる本などを集めた貸し出し用が
32種類204セットあります。
希望したジャンルの本を選んで借りることもでき、
借りた団体や施設から
地域へ本を貸し出すことも可能です。
利用している団体からは
「子どもたちが本に触れる機会が目に見えて増えている。
すごくいい取り組み」
と喜ばれ、
県立図書館の担当者は
「多くの子どもたちが本に出会える機会が増えてほしい」
と話しています。