捕獲したハブから、毒性が強い農薬が検出されたことを発表

「捕獲したハブから、毒性が強い農薬が検出されたことを発表」
方言ニュース1月26日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

浦添市はこのほど、米軍牧港補給地区周辺で
去年実施した調査で捕獲したハブから、
有害物質のポリ塩化ビフェニール=PCBと
毒性が強い農薬のDDT類が検出されたことを発表しました。

調査は2回目で、おととしの調査でも
ハブからPCBを検出するなどしています。
ハブは5月から6月に4カ所で1匹づつ捕獲したもので、
4匹全てからPCB、DDT類が検出されました。

今回検出されたハブの脂肪組織中PCB濃度は
1キロ当たり5ミリグラムから42ミリグラム、
DDT類は1・1ミリグラムから16ミリグラムで、
最も高い数値を検出したのは、どちらも城間から
港川にかけて流れる川のシリンカー付近で捕獲したハブでした。

浦添市周辺でハブに蓄積された有害物質を調べている名桜大の田代豊教授は、今回ハブから検出されたPCB、DDT類について
「周辺地域より市北西部の値が高くなっている。
底質調査の濃度分布などを見ると、米軍基地に汚染源がある可能性が高い。
検出された濃度の高さや影響については他のは虫類について
調べた研究があまりなく判断がつきかねる」と語りました。

市は「今後も調査を継続し、実態を把握したい」としています。 
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