吃音の悩みを共有するイベントが開催される

2016年11月16日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

流ちょうに話せない吃音の悩みを持つ子やその保護者らが集まり、
悩みを共有し交流する「第1回吃音親子キャンプinおきなわ」が
このほど、うるま市の石川青少年の家で開かれ、
吃音のあるおよそ20人と保護者8人、
言語聴覚士や言葉の教室の教員ら36人が参加しました。

この中で、日本吃音臨床研究会伊藤伸二会長は、
「吃音は決してネガティブなものではない。
吃音を認めて生きていくことが大切だと伝えたい」と話し、
「言葉がつかえるのは話し方の特徴の一つ。
治療法はないが、治そうと思わずに
『あなたはあなたのままでいい』と分かってほしい」と訴えました。

伊藤会長によりますと吃音がある人は人口の1%で、
日本にも100万人以上おり、
原因は不明で吃音を否定的に捉え、悩んでいる人も多いということで、
参加者で那覇市の福田孝規さん(36)歳は
「2年前まで住んでいた京都では
吃音の人の集まりなどがあったが、沖縄はあまりない。
これをきっかけに横のつながりが生まれればと思い参加した」
と話しました。
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