那覇市三原の協会にある古い鐘、およそ100年前のものであることが判明

「那覇市三原の協会にある古い鐘、およそ100年前のものであることが判明」
方言ニュース11月10日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

那覇市三原の三原聖ペテロ聖パウロ教会にある古い鐘に、
「1917」と製造年と見られる数字が刻印されているのがこのほど判明し、
関係者は「およそ100年前のものだろう」
と話し、話題になっています。

現在教会は建て替え工事中で、これまで使っていた鐘を
新築の教会に取り付ける際に数字の刻印が分かったもので、
教会の教会委員の富本盛彦さん(74)歳は
「1950年代にアメリカの教会関係者から持ち込まれたものではないか」
と話しています。

鐘は銅製で直径がおよそ40センチ、
高さはおよそ35センチの大きさで、重さは40キロほどあります。
鐘自体を揺らし音を出すタイプの鐘で、
新しい教会を設計した建築士の照屋寛公さん(58)歳は
「日本の鐘は鐘を打つか振り子を揺らして音を出すタイプが多い。
恐らく米国から持って来たものだろう」と推測します。

新しい教会は来年1月完成する予定で、
富本さんは「近隣の人たちに安らぎを与える鐘になってほしい」と話しています。

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