那覇市、龍潭通りの石畳道の改善を要求

「那覇市、龍潭通りの石畳道の改善を要求」
方言ニュース10月20日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

那覇市の景観条例に基づく整備が進む首里当蔵町の龍潭通りの石畳道で、
住民が滑ったり、つまずいたりしてけがをする事例が発生し、
龍潭通り沿いに住む住民や事業者でつくる首里当蔵町通り会がこのほど、
県に石畳道の改善などを要求しました。

県は地域住民を対象にした説明会を開き、対応を話し合う予定です。
龍潭通りは首里城の城下町として歴史ある面影を残そうと、
地域や市で協議を重ね、2002年に那覇市の都市景観形成地域に指定されました。

指定に伴い県は、総事業費110億円をかけて
首里山川町から首里汀良町までの1・2キロを、
琉球石灰岩でできた石張りの歩道の整備や電柱地中化を計画し、
2008年ごろから着工して、2019年には完成予定です。

一方、主に高齢者を中心に雨の日には石畳に滑ったりするなど
歩きにくさを感じる住民もおり、87歳の男性が、
石張りのタイルが3センチほど沈み込んでできた段差につまずいて壁に頭を打ち、
8針縫う大けがをしました。
こうしたことから、住民はこのほど、県や市の関係者を現場に呼び、
首里当蔵町通り会会長の稲嶺広美さんは
「きれいな通りもいいが、地域の人が生活しやすい道に戻してほしい」
とアスファルトの舗装を求めました。
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