沖縄戦を伝える平和ガイド 「わくこえネット」結成

2016年9月6日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄戦の実相を伝え、戦争のない世の中をつくるため
独自に平和ガイドなどの活動を続けていた
県内4団体がこのほど、
統一組織「わくこえネット」を結成しました。

高齢化に伴い沖縄戦体験者が年々少なくなる中、
会を問わず共に学習し交流することで
ガイドの会全体の活性化を目指すもので、
会をまたぐ交流は個人間では行われていましたが、
組織を結成しての交流や共同学習は初めてです。

呼び掛けに賛同し集まったのは、
県観光ボランティアガイド友の会、
県平和祈念資料館友の会、
沖縄平和ネットワーク、
南風原平和ガイドの会4団体で、
会によってガイドする対象者が異なっていたり、
ガイドをする前の事前学習の有無など、
違いがあることから、
これまで独自の活動を続けてきました。

呼び掛け人らは
「会によって良さがある。
一つの組織にまとまることで互いの特色を共有できる。
ガイド同士のネットワークも広がるし、高め合うことができる」
と話し、
「沖縄戦の検証と継承は団体だけの問題ではない。
団結することで、これから沖縄で起こる問題に立ち向かう力になる。
平和教育の充実にもつながる」とし、
今回の団結が沖縄戦を語り継ぐ活動だけに
とどまらないことを強調しました。
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