25メートル―県内最短の県道188号―

「25メートル―県内最短の県道188号―」
方言ニュース9月1日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

渡名喜村役場から渡名喜港につながる
村内唯一の県道「渡名喜港線=県道188号」は
長さがわずか25メートルで、県内で一番短い県道です。

村の観光パンフレットでも「県内最短の県道」として紹介されており、
車両も通行できますが、歩いても端から端まで1分もかからず、
村や県の関係者も「なぜこれだけ短い県道ができたのかは分からない」と
語っており、設置の真相は謎に包まれています。

県道は1キロを超えるものが多い中、渡名喜港線は群を抜いて短く、
2番目に短い県道の久米島町の県道175号兼城港線は、
長さが98メートルで、渡名喜港線のおよそ4倍あります。

県道の設置基準は道路法7条に基づいており、
「主要港とこれと密接な関係にある主要停車場または主要な観光地とを連絡する道路」
などと定められており、主要港の渡名喜港と村役場がごく近くに
存在したことが、短い県道が誕生した理由となっている可能性もあります。

村経済課は
「県内最短の県道ということで、何かのPR材料にできればと思う。
標識などはないので、村の人でも分からない人はいると思う。
今後、説明板を設置するなど、村として何かできることがあるか検討してみたい」
と話しています。

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