社会復帰を目指し ラーメンに丹精込める

方言ニュース 
2016年8月22日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

那覇市首里池端町に先月、オープンした
ラーメン店「麺屋拳玉沖縄」で、丹精込めた1杯を作るのは、薬物やギャンブルなどの   
依存症から社会復帰を目指す人たちです。

店は、さまざまな依存症からの治療回復を
支援する「ワンネスグループ」が
運営しているもので、
中村祐輔さん(25)歳と
清水直人さん(37)歳の
2人が働いており、
ギャンブル依存症だった4年前、
ワンネスグループで治療を開始しました。

店は、鶏と魚介、昆布で丁寧にだしを取った
ラーメンの他に、
高級ステーキも
取りそろえているということで、
中村さんは「心のメンテナンスをしながら、仕事をするのは大変だが、 
仕事は楽しい」と明るい表情を見せ、
「フィギュアスケートを
12年やっていたので、
いつかスケートに関わる仕事をしたい」
と目標を語っています。

また、県外のすし屋でおよそ16年働いた
経験がある清水さんは、妻と子ども2人の4人家族で、
ギャンブル依存症の治療のため、
家族と離れていた時期もありましたが、
今は沖縄で、家族と共に新しい人生を
歩み始めており、「自分が依存症だなんて、
全く気付いていなかった。
夢は、家族とうまく過ごすことかな」と
優しい笑顔を見せました。
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