東京出身監督 島に溶け込み映画製作

2016年8月16日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

東京出身の映画監督の猪狩裕子さん(32)歳が、
ことし4月から渡嘉敷村に移り住んで、
渡嘉敷村を舞台にした新作の記録映画を製作しています。
3月までは座間味島に住んで座間味村での
映画撮影を終え、渡嘉敷村に渡ったもので、
来年1月には撮影を終える予定だということです。

猪狩監督は、慶良間諸島全域の自然、文化、歴史などや
沖縄戦の戦争体験者からの聞き取り取材をしながら映画を製作中で、
タイトルは決めていませんが、
現在、渡嘉敷村内の飲食店でアルバイトをしながら
島の自然や各行事、おじー、おばーから戦時中の島の様子や
戦争体験などの聞き取り、
島民の日常の暮らしや島の自然などを撮影しています。

猪狩監督は、
「島の自然や島民の優しさ、人情に魅了された」
と常に笑顔を絶やさず、
島人になりきり地域住民らと親しく付き合っており、
今では島の子どもからお年寄りまで顔なじみで、
島の人から
「監督さん、監督さん」と親しまれているということで、
渡嘉敷村の松本村長は
「国立公園の島を全国にアピールするいい機会。
村も全面的に協力する。島の人々の生活がにじみでた作品として期待したい」
とエールを送っています。

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