沖縄市松本 珍しい祈願祭・星のウガン

2016年8月9日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄市の松本自治会で先月27日と28日の両日、
子孫繁栄や健康を祈願する
「星のウガン」が行われました。
毎年旧暦の6月24日と25日の両日に行われるもので、
東西南北の各方面に礼をし、星にお願いをする行事は
市内でも珍しいということです。

初日は、日が暮れ始めたころ、
松本の始祖とされる「トーヌヤー」の神を祭る屋敷に集まり、
屋敷内でヒヌカンと「トーヌヤー」の神を拝んだ後、
庭に敷いたゴザに移動し、
ゴザの上で北、東、南、西の順に各方面に礼をしました。

礼の仕方には特徴があり、
一方面につき3回頭を下げますが、
立ったまま手を合わせ、
次に正座して手から肘の部分を地面に付け、
そのまま腹を地面に付けるように頭を下げ、
最後に正座の状態に戻って手を合わせます。

2日目は別の場所のムラの神に手を合わせ、
地域の人の健康や子孫繁栄を願いました。 
自治会の上原会長は
「旧暦6月には、池原と知花自治会と合同で
五穀豊穣を願うウマチーを毎年やっている。
なぜ松本だけその後に星のウガンがあるのか、
起源は分からない」
と不思議がり、
「今は年々参加者が減っている。
経緯をちゃんと調べて残していかないといけない」
と話しました。

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