東部消防組合消防本部、職員の語学力強化に取り組む

「東部消防組合消防本部、職員の語学力強化に取り組む」
方言ニュース8月4日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

南風原町、与那原町、西原町を管轄する東部消防組合消防本部が、
急増する海外からの観光客に対応することなどを目的に、
職員の語学力強化に取り組んでいます。

今年度の職員採用試験で、県内の消防本部として初めて
英語、中国語、韓国語の語学資格採用枠を新設するもので、
語学枠は県内全域から受験できるほか、1次試験の一般教養試験は免除します。

東部消防本部は、西原町と与那原町にまたがる
マリンタウン地区で県が建設を進めている
大型MICE施設を管内に抱えていることもあり、
採用試験で語学資格採用枠を設けることを決定したもので、
近年は外国人が救急搬送される事例も増えてきており、
以前から職員の語学力強化の必要性を感じていたということです。

また、来年度からは台湾の消防と人事交流を行い、
職員2人程度を派遣する予定で、東部消防本部の城間総務課長は
「今後、県内への観光客、ビジネス客などはさらに増えると考えられるため、
先手を打って体制を整備することにした。
職員が通訳を介さず患者と直接会話することで症状を適切に把握でき、
的確な対処につなげられる。ぜひ多くの方に受験してほしい」
と呼び掛けました。

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