県建設業協会、美里工業高校に講師を派遣

「県建設業協会、美里工業高校に講師を派遣」
方言ニュース7月28日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

 美里工業高校建築科3年の生徒11人はこのほど、
県建設業協会から派遣された講師の指導の下、
寸法から組み立てまでを自ら行った倉庫を完成させました。

建設業協会が高校に講師を派遣するのは今回が初めてで、
技術力の向上による企業とのマッチング促進や、就職後の離職を防ぐのが狙いです。
また、学校側の負担を減らそうと、材料費も協会が負担しました。

授業は11回行われ、工事に必要な線などを
壁や床に表示する墨出しや型枠加工、組み立て、
締め付けまでを実際に施工し、高さ2メートル40センチ、
幅2メートル50センチの倉庫型の建物を製作しました。
入り口や窓も付いています。

授業を受けた生徒の1人は
「普段は授業で小さいものを作ることが多いから、
こんな大きいものが作れるか最初は心配だった。
でも途中からは楽しんで作業ができた。将来型枠工としての仕事に生かしたい」
と意欲を語りました。

建設業協会の源河忠雄常務は
「実際にものづくりを経験し、学生に自信を付けてほしい。
 企業側が求める人材を育てるほか、就職後の離職を減らす効果もある。
 来年以降、希望があれば他の学校でも実施したい」
と意欲を語っていました。

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