本島北部で結核の集団感染事例

方言ニュース2014年3月12日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県福祉保険部は昨日、
おととし10月から去年7月にかけて
北部保健所管内の社会福祉施設で
結核の集団感染が発生したと発表しました。

入所者や職員の合わせて4人が結核を発症し、
このうち入所者の90代の女性1人が
去年2月に死亡しました。
1人は完治し、残り2人は服薬による治療を続けています。

県によりますと、死亡した入所者女性が初発患者、
最初に発症した患者で、
この女性は慢性呼吸不全で酸素治療を受け、
寝たきりの状態でした。

おととし12月の検診で胸部レントゲンに以上を示す影があり、
肺結核と診断されたということで、
結核を発症した3人はいずれもこの女性と接触がありました。

さらに北部保健所が去年3月、
患者と接触した家族や医療関係者ら
36人に検診を実施したところ、
新たに3人の感染が判明しました。

3人は菌の排出はありませんが、
発症を抑える薬を飲んでいるということです。
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